マンションの管理会社を選ぶ際、なにを基準に決めるべきなのか分からず悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。この記事では、マンションの管理会社を選ぶ際のポイントを7つ紹介します。また、後悔しがちな管理会社の選び方や、管理会社と契約する前にするべきことも紹介しますので、参考にしてみてください。
管理会社を選ぶための7つのポイント
管理会社を選ぶ際は、しっかり管理の質を見極めなくてはいけません。管理会社を選ぶための7つのポイントを紹介しますので、管理会社選びの際に役立ててください。
担当者の実績
実際に管理を担当する方の実績が重要です。マンション管理は、担当者の経験や資格の有無などにより大きく左右します。人間性や住民との相性も大切なので、担当者と実際に顔を合わせてコミュニケーション能力や人柄などを確認しましょう。
滞納者への対処の仕方
管理費や修繕積立金の滞納があった場合の、滞納者への対処の仕方が明確になっていることが必要です。とくに修繕積立金が不足してしまうと、納得のいく修繕工事が行えなくなってしまいます。
マンションの資産価値を維持するためにも、適切な滞納者への対処をしなくてはいけません。対処の仕方として、電話や書面での督促、自宅に訪問するという方法があります。これらの督促を行う期間や回数などが明確になっているか確認しましょう。
各種書類の作成
議案書や月次報告書など、各種書類が適切に作成できているか確認しましょう。書類を作成していても、簡易的な内容や箇条書きだけでは意味がありません。議案書に関しては、絵や写真を活用して分かりやすく説明されているといった配慮があると、信頼できる管理会社の可能性が高いです。
修繕への対応
マンションの修繕にどこまで対応してくれるのか確認しましょう。最適な修繕方法を提案してもらうためには、修繕の提案を専門部署の有資格者が担当していることが重要です。
管理組合の立場になってくれるか
管理規約や修繕計画など、管理組合の立場になってくれる管理会社であることも大切です。実際のところ、管理規約に変更があっても更新されないマンションも少なくありません。
相談や改善案の依頼をした際、親身になって対応してくれる管理会社であると安心です。また、もし担当者に問題があった場合、担当者の変更が可能であるか確認しておきましょう。
資金管理能力
マンションの管理で必ず必要になる諸経費の管理や、コスト削減のための提案など、資金管理能力があるのか確認しましょう。諸経費は年単位となると大きな額になることが考えられるので、誰が負担するのか事前に決めておくことが重要です。
定期点検や設備点検の対応
定期点検や設備の不具合時の対応など、どの程度の範囲で対応してくれるのか、事前に確認しておきましょう。確認を怠ると、いざというときに住民全員が困るかもしれません。
後悔しがちな管理会社の選び方を紹介
マンション管理会社を選ぶ際には、注意しなくてはいけないポイントもあります。順番にポイントを見ていきましょう。
会社の知名度で判断しない
会社を選ぶ際は、知名度だけを判断基準にしてはいけません。知名度が高いとマンション管理の契約が取りやすくなるため、条件交渉の際に組合側が不利になるケースがあります。
対応している物件数に注意
対応している物件数が多いと、管理業務がおざなりになってしまう可能性があります。そのため、管理会社が対応している物件数を確認する必要があります。
口コミは参考程度にする
口コミは主観的な内容が多いため、すべてを鵜呑みにしてはいけません。口コミは参考程度にとどめ、不明点や気になる点は直接管理会社に確認しましょう。
管理会社との契約前にするべきこと
管理会社との契約前にするべきことを紹介します。
複数の管理会社を比較する
管理会社を選ぶ際は、複数の管理会社に見積りを依頼し、比較しましょう。見積りを依頼する際は、現行仕様と提案仕様の2種類を依頼することが重要です。現行仕様の見積りは、複数の管理会社を比較するための基準として必要になります。
提案仕様の見積りは、現状の管理方法をよりよいものにするために要望を伝え作成を依頼します。費用やサービス内容などを比較し、全員が納得する管理会社を選びましょう。
専門家にアドバイスを求める
管理会社選びに悩んでいる場合や、組合の中で意見が分かれてしまった場合は、専門家にアドバイスをもらいましょう。マンション管理士は、管理組合の立場となり、適切なアドバイスをしてくれます。業界内の事情にも精通しているので、信頼性の高い情報を得られます。
管理するマンションを視察する
管理会社が管理しているマンションを視察し、実態を確認しましょう。エントランスや階段、エレベーター内、駐車場などの共有部分の清掃がしっかり行き届いているのか確認します。また、掲示板の掲示物が整っているかを確認することで、実態を把握することが可能です。
まとめ
マンション管理会社を選ぶ際、確実な判断基準を持つことが重要です。担当者の実績や滞納者対策の明確さ、資料作成のクオリティ、修繕対応能力など、様々な観点で管理会社を吟味しましょう。また、会社の知名度だけでなく、物件数や口コミも参考にしつつ、直接確認することが不可欠です。さらに、契約前には複数の見積もり比較や専門家の助言を求め、実際のマンションを視察することで、信頼性の高い管理会社を見極める手助けとなります。資産価値を守り、住環境を良好に保つために、慎重な選択が求められます。
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引用元:https://inovv.jp/
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